JavaScript入門〜ブラウザ操作とフォーム〜

JavaScript でブラウザ操作

JavaScript では色々ブラウザに対して操作できる。

ダイアログ表示

ダイアログ名 メソッド名 説明 サンプル
警告 window.alert ユーザに警告する image.png
入力 window.prompt ユーザに入力させる image.png
確認 window.confirm ユーザに同意するかを選択させる image.png
印刷 window.print 印刷画面する image.png

ウィンドウ操作

メソッド名 説明
window.open 新しいタブもしくはウィンドウで指定したURLを開く。第二引数を設定すると新規ウィンドウで開く。
window.close window.open メソッドで開いたページを閉じる

自動実行

分類 メソッド名 説明
時間指定 window.setTimeout 指定時間後に実行する
繰り返し window.setInterval 一定時間毎に実行する

タイマーをキャンセルすることもできる。

ウィンドウ表示

メソッド名 説明
window.outerWidth ブラウザの幅の取得
window.outerHeight ブラウザの高さの取得
window.innerWidth コンテンツ表示領域の幅の取得
window.innerHeight コンテンツ表示領域の高さの取得
window.devicePixelRatio バイスピクセル比の取得
window.resizeTo 絶対指定でサイズ変更
window.resizeBy 相対指定でサイズ変更

outer** メソッド, inner** メソッドと、ブラウザの対応は次のとおり。

image.png

バイスピクセル比は、CSS で表す1ピクセルを、クライアント側デバイスで何ピクセルで表現するかの比率。

バイスピクセル比のイメージは次のようなもの。

image.png

例えば、デバイスピクセル比が 2 の場合に CSS ピクセルサイズが 200 ✖️ 200 の画像を綺麗に表示するためには、400 ✖️ 400 の画像を用意する必要がある。

ページのURL情報参照

プロパティ名 説明
location.href 説明
location.protocol プロトコル
location.host ホスト名(ポート番号含む)
location.hostname ホスト名
location.port ポート番号(URLに明示的な場合のみ)
location.pathname パス部分
location.search クエリ文字列
location.hash アンカー部分

ページを移動・更新する

メソッド名 説明
location.assign 指定した URL を読み込み表示する。履歴を残すため『戻る』が使える
location.replace 指定した URL を読み込み表示する。履歴を残さないため『戻る』が使えない
location.reload 現在のページを再読み込みする
history.back ブラウザの履歴を一つ戻る
history.forward ブラウザの履歴を一つ進める
history.go 引数に指定した分だけ履歴を進める。負の場合もどる

指定したURLを読み込み表示するのは、location.href プロパティに URL を代入する方法でも実行でき、その場合は履歴を残すため『戻る』が使える。

JavaScript でフォームを操作する

JavaScript ではHTML のフォーム要素の情報を取得したり、更新したりできる。

フォーム要素の値を取得する際には、 HTMLInputElement オブジェクトのプロパティで指定する。

プロパティ名 取得できる HTML 要素
element.value テキストボックス、テキストエリア、ドロップダウン、スライダー、カラーピッカー、ファイル選択
element.checked チェックボックスラジオボタン
element.files 複数ファイル選択

参考