この記事はフィヨルドブートキャンプ Part 1 Advent Calendar 2022 - Adventar 9日目の記事です。パート2もあります😁
昨日はharuna tsujitaさんの『自作サービス、ボツにしたサービス案たちをご紹介』という内容でした。色々なアイディアがあって、個人的に『面白そう👀』と思ったものもありましたが、しっかり想いを持ってボツにしていて、僕がWebサービス作る際にもそうした『想い』を持って判断していきたいと思いました💪
イントロダクション
こんにちは。goruchan ちゃんです。今日の内容は、先月のフィヨルドブートキャンプ (FBC) 内のビブリオバトル*1で発表させていただいた内容をベースに、『僕の行動を変えるきっかけ』について備忘録として残そうと思います。
コミュニティ参加ってハードルが高い
FBC に参加していたもののコミュニティ(ミートアップや輪読会、Discordチャット)への参加はしていませんでした。何となく『参加しにくい🫣』というハードルを感じていました。
ただ、キャンプ生の卒業式を視聴する(もちろん録画ですが、、、)と、卒業生のみんなが『もっと早くコミュニティに参加すればよかった』という言葉をおっしゃってました。
一念発起してミートアップに参加登録したこともありましたが、開始1時間前に『やっぱりムリー😫』となって参加キャンセルしたこともあります😅
そんな僕が、ビブリオバトルやアドベンドカレンダーといったコミュニティに、情報を発信する側として参加できるようになりました。
何がきっかけだったの?
きっかけとなったのは、『情熱プログラマー』を読んだことです。この本を読んだことで、次の2つを認識し『行動してみよう💪』となりました。
- 自身の行動のエネルギーとは何か?
- コミュニティ参加の障壁は何か?
素晴らしい本なので、本題に入る前に少し紹介させてください🤏
情熱プログラマーってどんな本?
前向きに成長を続けるためのノウハウを集めたエッセイのようなものです。『退屈しない人生を送りたい😤』と考えている方に、ぜひ読んでいただきたい内容になっていると思います。
著者について
この本は、著者 Chad Fowler 自身のキャリア選択時の失敗を教訓に書かれています。
Chad はソフトウェアエンジニアであり、著者であり、スピーカーであり、カンファレンスの主催者であり、そしてミュージシャンといういろんな肩書を持っています。
2011年のRubyist Magazine にも人物紹介されていたりする、偉大なソフトウェアエンジニアです。
本のスタイル
本の中では、『ミュージシャンで考えるとこうだ』という著者の経験を踏まえた比喩が多く用いられます。この比喩がとてもイメージしやすく分かりやすく、すっと腹落ちします。
僕がよくやっていたのは、彼の比喩の捉え方を、僕も自身に適用して、つまり自身の経験に紐づけて『部活の時とかは確かにそうだったな』と自問しながら読み進めていました。
この『自分ごととして捉えて読み進める』と自分自身の情熱と向き合いながら、どうすべきかということを深く考えながら読み進められるのではないかなと思います。
行動のエネルギーとは?
本題の1つ目は、行動のエネルギーについてです。
『情熱プログラマー』では行動のエネルギーは、情熱 だと言っています。こいつがあれば、自身の行動は劇的に前向きなものになります。
仕事なら、退屈せずにやりがいを持って取り組めるし、人生の大半は仕事なので、情熱を持って働ける仕事は退屈しない人生に繋がっていきます。
ただ、この『情熱』というものは厄介で、再生可能ではあるけれども、消費されていきます。自身の中の『情熱』を賢く利用していかないと、燃料切れをおこしてしまいます。
『情熱プログラマー』では、どうすれば情熱の燃料切れを起こさせないかについて教えてくれます。情熱を賢く運用することで、様々なことに対して前向きに、かつ持続的に行動できるようになります。
情熱の運用方法
『情熱プログラマー』では、5つの観点から情熱の運用方法を知ることができます。
それぞれ情熱に対してどう関係しているかについて、僕の認識をまとめました。製品という単語を、『自分自身』として捉えると分かりやすいです。
市場選ぶ
情熱をどこに置くかを考える。情熱を持って働くには、製品を取りまく環境を知らないといけない。というのも、製品は市場の中に存在するため闇雲に行動しても、それが市場が求めるものと違う場合、情熱を活かす先がなくなってしまう。活かす先が無いものは自然に消滅してしまう。
製品に投資する
情熱の根源にあるのは成長。人間は新しいことができるようになると達成感を感じ、さらに成長したいと感じるもの。効率的に成長を感じるには、ベターな自己投資方法を知る必要がある。成長を感じる機会が多くなればなるほど、情熱を増加することができる。
実行に移す
情熱を管理する。日々の業務で、情熱を持続可能なように管理して、情熱の燃料切れを起こさせないようにする。持続可能な運用とは、取り組む姿勢をよりポジティブなものに変えること。様々なことに対して、自分の意志で100%の力を出し切るという姿勢にする。そうすれば、これまでよりも、ずっと前向きな姿勢になり情熱を失いにくくなる。
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情熱をアピールする。情熱を持って働くことで製品の価値が上がっていく。ただ、それを評価してもらうことも情熱の獲得と維持には大事。そのためには、製品を知ってもらい、その価値をうまくアピールしないといけない。存在が知られていないものは、どんなに優れていても無いものに等しい。
研鑽を怠らない
情熱を持って働くためには、上述した ”市場を選ぶ〜マーケティング” のループを繰り返すのが大事。その中で注意が必要なのは、市場は常に流動的であるということ。持続的な情熱活動のためには、常に市場が求める需要を意識して研鑽を続ける必要がある。
コミュニティ参加の障壁は何か?
本題の2つ目です。これが一番自分に響いたことなのですが、『コミュニティ参加の障壁は恐怖心』ということです。
偉大な人も同じ
『情熱プログラマー:43 コネを作る』のなかで、著者がRuby界隈の人とコネクションするときのお話に次の文言があります。
本当に優れた人たちは、君が知り合いになりたがっているかどうかなんて気にしない。人は認められることが好きだし、また強い関心のある話題について語るのが好きだ。
僕らのような普通の人間と僕らの称賛する人たちの間にある最も大きな壁は、僕ら自身の恐れだ。
偉大な著者でさえ恐怖するということがとても響きました。同時に『自分だけじゃなく偉大な人も同じなんだ』と気づくことができました。
今までは、偉大な人たちはそうした感情など一切持たず、『好きに自由に簡単に』のような感じで何でもできてしまう特別な人たちだと思っていました。
しかし、それは誤解で偉大な人も自分と同じ感情を持っていたということは、とても自分の中で響き、『であれば、自分にもできるかも』という気持ちになれました。
正体が分かれば恐さも和らぐ
これまでのコミュニティ参加時の『やっぱムリー』となっていたことの真因は、自分自身の恐れなんだということに気づけました。正体不明なものへの恐さは『何をどうすればいいのか全くわからない』ため計り知れないですが、正体がわかるとその恐れへの対処も少しは考えられるようになりました。
僕自身にとっての障壁は、漫画やドラマとかでよくある『最大の敵は自分』というやつでした。今までは『それでも自分には無理だ😭』ってなってましたが、みんな同じ感情を持つということを今回学んだので、気が楽になり『とりあえずやってみるか』という気持ちになれました。
コミュニティ参加の恩恵
これまでのFBCの活動は一人作業しかなかったのですが、DISCORDのもくもく部屋などを活用できるようになりました。その中でキャンプ生と話をすることでモチベーションの維持がしやすく(情熱の維持)、また不明点の相談などもできるので、これまでよりも上手にFBCを進められるようになった気がします。
コミュニティへの参加は、同じ志を持つ人と関わることのできる機会なので、情熱の賢い運用において、特に効果のある方法だと感じました。いろんなことに参加し、情熱を吸収したり与えたりできるように、今後活動していきたいなと思いました。
変わりたいあなたへ送る一言
最後に、偉そうな章名ですが、今後心が折れそうになるかもしれない未来の自分に向けても、次の一言を送ります。
『恐いのはみんな一緒。楽に考えよう。だったら、とりあえずやってみてからでいいんじゃない?』
みんな恐怖心を持っているので、恐怖心を持つことを恥ずかしく思う必要もないです。気楽に考えて、とりあえずやってみちゃいましょう💪
明日は maimu さんです😄
*1:誰でも開催できる本の紹介コミュニケーションゲーム